Q.アトピー性皮膚炎とは?

アトビー性皮膚炎の主な症状は、かゆみを伴う湿疹です。よくなったり、悪くなったりをくり返します。原因として次の3つがあります。
①アトピー素因(アレルギー体質):家族にアトビー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎の人がいたり、生まれつき刺激物(ホコリ、動物の毛、植物、食物など)に反応しやすい体質など。
②皮膚バリア機能の低下:皮膚が乾燥していると刺数から皮膚をする力が弱くなっていることがあります(いわゆる乾燥肌など)。
③悪化因子:ダニ、ホコリ、植物の花粉、汗、食物、ストレスなどのアレルゲン物質によるものが考えられています。

Q.皮席のかゆみをどうすれは良いでしょうか?

皮膚をかくと傷になってしまいます。傷口から異物(アレルゲン)や菌が入りこんで、湿疹が広がったりします。すると、かゆみが増して悪循環になります。かゆみがおこらない環境作りにも心がけましょう。
年齢別の湿疹の出やすい部位
乳児:顔や首、頭を中心に湿疹がみられます。ひどくなると胸、背中、手足にも広がります。
子ども:首の周り、肘や膝の内側、わき腹、背中などに湿疹がよくみられます。
成人:顔、首、、背中など上半身に湿がよくみられます。
ストレスや寝不足などで悪化します。

Q.どの様な治療法がありますか?

内服薬として抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などがあり、かゆみを軽減させることが出来ます。ときに眠くなることがあります。
外用薬(塗り薬)として、ステロイドを含んだものと含んでいないのに分けられます。ステロイド外用薬の中にも強さが5段階あり、症状の程度・部位・年齢などに応じて、適切なものを使用しましょう。保湿薬は、皮膚の水分を保ち、乾燥から守る毎日のスキンケアに必要とされるものです。

Q.外用薬の使い方、スキンケアの方法を教えて下さい。

外用薬は軟膏5gチューブの場合、大人の人差し指の先から第関節までで約0.5gとなります。その量で手のひら2枚分の患部に塗ることができます。患部に分けてのせてから、まんべんなく広がる様に塗っていきましょう。
毎日の入浴を心がけ、皮膚刺数の少ない石けん・シャンプーを使用して、しっかりと洗い流しましょう。お湯の温度は高すぎないようにして入浴剤も避けましょう。入浴後はやわらかいタオルで水分を吸い取る様にしましょう。保湿剤は入浴・シャワーの後に水分が逃けない内に5分以内を目安に炎症をおこしていない部分にも皮痛のしわにそって広い範囲で使用しましょう。薬の副作用が心配たったり、わからないことはかかりつけ医に相談しましょう。